刻む1センテンス

日々の隙間を埋めるもの

雨男と晴れ男

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雨男じゃなくて雨女もおなじです。

たまに「オレ雨男なんだよ…」っていうのをマジな感じで言ってくる人に会う。

いや、ボクもたまに言いますよ。友達と遊びに出かけたとき雨降ると「おいーお前雨男かよ」みたいな。もちろん冗談です。

でも本気で言ってる人がたまにいますよね。あれなんなの。どこまで本気なのさ。だいたい雨男ってなんだよ。おまえ雨降らすことできるのかよ。神か。え、そうじゃない?意図せず、しかも降ってほしくないときに降ってしまう能力なの?

 

大丈夫、それ全部気のせいだから!

よく考えなさい。年間降水日数は平均で約120日。3日に1回は雨が降るの。石川県なんて約200日だぞ。1年の半分以上が雨。それとその日、雨降ってるのおまえだけじゃないから。近くの人みんな降ってるから。

「おまえと一緒だといつも雨だよ」って言ってくるやつには、それこっちのセリフだからって言ってやれ。

楽しみにしてる日は毎回雨だって?落ち着いて思い出すんだ。そうじゃない日もあるだろ?嫌なことのほうが強く思い出に残ってるだけだぞ。入学式、卒業式、修学旅行なら同級生みんな雨だからおまえの力なんかじゃないからな。

勘違いするなよ。ていうかおこがましいぞ。おまえごときに天候を左右する力なんかあるわけないんだよ。


この文章があの日電車で「オレ雨男なんだよ」って話してたあの人に届くことを願います。