タンクレストイレは停電時に水が流せないという風潮
建設業に従事マンのポンタです。
新築住宅実況ブログみたいなやつでタンクレストイレのメリット・デメリット的な記事をよく見かけるんだけど、その中でかなり高確率でデメリットに挙げられる停電時に水が流せない問題。以前から不思議に思ってたんだけどメーカーもそんなにバカじゃないんだから対策してるでしょって発想はないのかね。それとも調べたうえで書いてるのかな。
ちゃんと流せるぞ
タンクレストイレは従来のようにタンクに水を貯めて流すタイプと違って水道管に直接つながってるから流したい時にすぐ流せるのがいいところ。あとはカッコイイとか掃除がしやすいとか省スペースとか良いことづくめ。
デメリットは価格が高い。これに尽きる。無い袖は振れませんよ。あとは便器と便座が一体型だからウォシュレットを交換したくなったときに困るかも。それと好みの問題にもなるけど便器の上に手洗いがつけられないとかかな。
で、問題の停電時なんだけどタンクレストイレは電気でバルブを開け閉めして水を流してるから停電時に流せないと思われがちだけど、例えばTOTOのネオレストってやつは後ろのほうのカバーを外すと手動で水を流すレバーが付いてる。
Panasonicのアラウーノも後ろのカバー外してレバーを回せば流れる。水はバケツでくまなきゃだけど。
LIXILのサティスもレバーで流せる。
TOTO以外はバケツで水を汲まなきゃいけないのが面倒だけど、どれも停電時に問題なく使えるのよ。どういうつもりでデメリットに停電時使えないって書いてるのかほんと不思議。メーカーのしょうもない営業担当とかにだまされてるんじゃないの。
いろいろ見てると流せるけど水はバケツで、とか書いてあるとこもあるしちょっとは調べようぜ。言われたこと鵜呑みなのかな。怖い。
個人的にトイレはTOTO推しです
今回の話とはちょっと違うけどトイレはやっぱりTOTOが一番いいと思うよ。Panasonicは有機ガラス系の新素材とかで作ってるけど樹脂は座ったときの違和感がけっこうあるのと耐久性への不安を煽ってくる。大手メーカーが研究して作ってるから大丈夫なんだろうけどすごい不安。プラスチックですけど…?みたいな。
TOTOは長年業界トップを走ってる安心感がすごい。パナももう少しシェアが拡大して技術とかが成熟してきたら楽しみではある。やっぱTOTO一強って面白くないしな。
メーカーの回し者じゃないよ。
まとめ
素人が個人的に書いてるブログなんて責任もへったくれもないけどもしかしたらその記事をみて何かを決心する人がもしかしたらいるかもしれないんだからあんまり適当なことは書けないなと自分にも思うところがあったっていう話。
品川・天王洲アイルにある建築倉庫ミュージアムに行ってきた
東京研修のついでです。
ちょっと前に何かの雑志かネットの記事て見て気になってた場所に行ってきた。
その名は「建築倉庫」。名の知れた建築家達の実施模型やスタディ模型、コンペ案の模型など数多くの建築模型が展示されている倉庫風の建物。
サンワカンパニーのあと、品川にあるサンゲツのショールームも行ったんだけど写真撮らせてもらえなくてほとんど書くことないからサンゲツはほっとこ。
名前からガチ倉庫でやってるかと思ってたけど普通のビルに入ってた。
隣(写真の右奥)でデビット・ボウイの展覧会?やってた。名前は聞いたことあるんだけど、どんな人か全然知らない。
看板発見。高まる。
入場料¥1,000払っていざ中へ。
おぉ…!これはすごい。テンション上がるぞ。
公式HPによると約100の棚がある模様。模型はこれからも増えていくみたいだから来るたびに新しいものが見られる可能性があるってことか。
これは隣に屋根の原寸大モックアップがあった。
どうやって建てようってこと考えちゃうからダメだわ。実際どうするんだろうな。
でかい化粧の登り梁で屋根つくるとかかっこいいなぁ。
根のトラス。細かいのがキレイにできてる。3Dプリンターとかで作るのかな?
この壁とか庇?とか中の棚とか細い角材を積んで作ってるとか正気かよ。きっとこういうのをインターンの学生とかにやらせるんだろうな。
個人的に面白かったのはコレ。お土産物屋さんとかにありがちなアクリルの中にレーザーで絵を入れるヤツで建物を立体的に表現してた。発想がすごい。台座回ってるし。
中に照明が入っててパネルの透明度によって光が透ける。単純にかっこいい。模型にいくらかかってんだ…
全体的に隈研吾の模型が多かったかな。こうやってたくさん並べて見る機会なんていままでなかったからすごい楽しかった。超メジャーな建物の模型は少なめだけど知らない建物でも充分見てられる内容。クオリティが異常に高い模型もあれば(大手ゼネコンのがすごかった)結構雑な作りな模型もあって、あーこんなんでも見せ方で立派に見えるなとか細かいアイデアがたくさん詰まってた。うちは模型を作ることは少ないから活かせる日が来るかあやしいけどな。
ちなみに今回の東京研修はG7 X mark2で写真撮ってる。一眼は持ってけないしってときにこのカメラはちょうどいいね。薄暗い展示場の中でもそれなりに写ってくれるし、何より小型軽量は正義ってのを実感。ただ1日パシャパシャ撮ってるとバッテリーすごい減るから予備かモバイル用意しといたほうがよさそう。
やっぱ都会はいいな。でかいショールームもあるし展示とか講演会のイベントもたくさんあるし。あと歩数計が捗る。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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自分でも気づいなかった!これ専門用語だったのか
みなさんこんにちは。
建設業に従事しているぼくです。
ちょっと前におすすめ記事にあがってたエントリーに専門用語の話があったんで自分の周りにもなにかないかと数日考えてみた。しかし普段同業者とばかり話をしているのでもはやなにが専門用語なのか判断なんてできるわけがないと気づく。
そうえいばちょっと前に入った新入社員(もう辞めた)が今のどういう意味ですか?って言ってた言葉がいくつかあったな。思い出せ。きっとそれは専門用語だ。新入社員が無知な可能性もあるが。
では、どうにか思い出した専門用語だと思われる単語をお教えしましょう。
(専門用語か否かはぼくの身の回りの数人に聞いた結果なので実は一般的な言葉だったという可能性はある)
まずはこれ。
あっぱっぱー
なんとマヌケなひびき。文章でどんな状況を表す言葉か説明するのむずいな。
例えばマンションリフォームでスケルトンの状態も指すし、2階の床がなくなって吹抜状態も指すし、外壁がなくなって外部とつながったかんじも言う。
天下のGoogle先生に聞いても明確な答えが帰ってこないし実態はナゾ。でも建設業界で働いてる人は職種を問わずみんな通じる。仕事で知り合った広告屋さんとか自動車のディーラーの人とかは知らなかったしコレは専門用語認定されるでしょ。
つぎはこれ。
こそくり
どうも大工さんがよく使うらしい。リフォームって言うほどの工事じゃない2・3日で終わる改修工事を言うっぽい。ちょっと建具直すとか、手摺付けるとか簡単な工事のこと。
これは職人さんでも分かる人とわからない人がいて意味は通じるけど使わない人もいるから大工用語って方が正しいのかも。ぼくも今の会社入るまで知らなかった。
あとよくあるのが独特な道具の呼び方。いわゆるかなづちを玄翁(げんのう)って呼んだり一輪車をネコって呼んだり。ちなみにハンマーとかなづちは明確に違いがあるけどそれはまた今度。
ちょっと話変わって専門用語について昔から思うことがあるんだけど、お寿司屋さんとかで会計頼む時に「おあいそ」って言う人いるけどあれどうなんだろうな。
使う人はどんなメンタルで言うんだ?専門用語使ってるオレかっけーとか思ってそう。ああいうのって向こう側(この場合板前さん)の人が使う言葉であってこっち側(客)が使うのってすごいダサいというか勘違い甚だしい感じがするのはぼくだけかな。そういう人とはご飯食べ行きたくないなぁ。
建築のタグ付けたけど後半関係なくなっちゃった。
「結果にコミットする」みたいなかっこいい雰囲気漂う横文字の専門用語がほしい。
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予算はないけどカッコイイもの使いたい!サンワカンパニーの東京ショールームに行ってきた
こんにちは。一級建築士です。
僕は設計事務所登録している工務店に勤めていまして、日夜図面を書いたり現場で職人さん達にしごかれながら暮らしてます。
最近仕事が一段落したんで前々から行きたかったサンワカンパニーのショールームに行ってきました。研修という名目で。
サンワカンパニーっていうのは建材・建築資材の通販サイトで一般の人でも知っていると思うTOTOとかLIXILとかの仲間。で、ここの商品は価格の割にデザインがいいから予算があんまりないお施主様でもかっこいい設備が入れられるありがたいメーカーです。
ただうちも使ったことないものを勧めるわけにいかないから実物どんなもんよ?ってなわけで見に来ました。
場所は南青山。最近リニューアルしたらしくて重厚感のあるエントランスがお出迎え。
受付はタブレットでアンケート答えるかんじでした。
1階はキッチン関係の展示。木目の前板もステンレスのキャビネットも思ったより悪くない。
これは流しの下の扉開けたら中の棚が光るナゾの豪華仕様。
コンパクトタイプの流しも結構かっこいいじゃん。
ただ、カタログとかの写真じゃわからなかったけどステンレスの曲げ加工とか溶接部分とか所々粗がある感じ。値段なりというか。でも例えばTOTOの安いキッチン(ミッテとか)使うならこっちのほうが圧倒的にデザインはいいから検討できる幅が増えると思う。
2階へ。
2階は建具とか陶器の展示。今回の一番の目的はこの建具。一般的な建具は2Mくらいなんだけどこれは天井いっぱいまで高さがあるタイプ。そのほうがかっこいいんだけど今まで使ってみたメーカーは納期がかかりすぎるし値段も高いしで代わりを探してたどりついたのがこれ。
木目もいろいろ。スタッフが付いてくれなかったから細かいところで気になる部分はあったけど試しに使ってみたい。
これはカウンターの上に置くタイプのボウル。後ろの竹藪は借景かな。
こっちは壁掛のボウル。
タイルとかフローリングも沢山あって見てるだけでも楽しい。
やっぱり細かい所を見だすと気になるけど値段を考えたら全然OKってかんじのものが多かった。海外製のが多くて梱包の中に割れてるタイルとか普通に入ってくるらしいけど国内のメーカーじゃあんまりないことだからやっぱ日本のメーカーすごいなと思った。
うちは結構予算が少なめのお客さんが多いからこういったものもうまく使って質を下げすぎずにデザイン性の高いもの作れたらいいかな。
完全に小便器な手洗い。